屋根から降りたClarion(KERRYが見た世界)

自分自身を観察しながら、より自分を好きになる道程

意図と感謝が私を自分の道に引き戻す

さて、先月に参加しました「観察」WSに関するまとめと振り返り、そして学びの後の私自身の現状を報告させていただこうと思います。悩みを抱えている状態=自分らしくない(Not-self)状態から脱却するために、周囲から受けてきた影響(条件付け)を外していくために「ストラテジーと権威の実践」という基本的な命題に対して、「観察」という視点で取り組んできました。

 何を観察するのか

1.マインドとボディが持つ異なる価値観。それぞれのセルフトークを観察し、価値観の傾向を掴む。マインドは自己のセルフイメージや世界観を反映した価値観を持ち、条件付けの素になっていることが多い(注:ただしそれが全て悪いというものではない)。ボディの価値観は感情を反映しており、実は自分のエネルギーが正しく使われていないことのサインでもある。それをマインドが介入して言語化し、悲しい、つらい、嬉しい等というセルフトークに繋がっている。今自分はどちらの価値観に引っ張られているか(支配されているか)を観察する。

2.「自分」と「他人」をしっかり区別出来ている境界線バウンダリー)を引けているかどうかを掴む。境界線が引けていれば、依存や支配の状況から抜け出し、お互いの存在を認識し尊重し合い、精神的に自立した状況でいられる。お互いのシグネチャーを感じられるならば、あえてお互いの課題に踏み込むことも出来る。

どう観察するのか

1.マインドに流れるセルフトークを瞑想的にただ眺める受動的観察により、自分のセルフイメージや世界観の傾向を掴む。次のステップとしてネガティブなセルフトークが流れ始めた瞬間、あるいは感情を反映した身体の反応を感じた瞬間に、今までと違うセルフトークが導けるよう、能動的観察を意図して行っていく。そしてボディの価値観とマインドの価値観が統合された「私の価値観」を探っていく。

2.感情は「何を自分事として捉えているか」を表し、特に怒りや恐れを感じた時に「他人事」に関わってしまうことが多い。感情、出来事、行動、思考(マインド)を分類しながら観察することで行動や思考のパターンを掴み、「わたしの境界線」を確認していく。

観察する姿勢

一人で生きている分には「ストラテジーと権威の実践」は必要ない。周囲とコミュニケーションを取ってこそシグネチャーを感じられ、そのためには「ストラテジーと権威の実践」が必須であることを理解している。「何が正しいか」という意識は条件付けから来ている可能性が高い。「理解できること」「理解できないこと」「理解出来なくてもよいこと」があることを知る。

まとめ(条件付けを外すために)

自分の内側に起きていることは全て受け入れ、マインドのささやき(期待・予測・比較・判断など)に執着せず、否定せず、観察し、楽しみ、決断をさせないこと。

自分の「エゴ」は定義であれ未定義であれ、自分だけではない部族に関わるパワーを持っている。自分に関わる人と尊重し合いながら、「エゴ」を大切に育て上げそこから来る意図(部族における自身の在り方)を明確にすると、未来への行動を起こす覚悟が定まり、シグネチャーを感じやすくなる。

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最後に私のこれまでの観察体験をお伝えいたします。

 まず自分のセルフトークが始まる瞬間に「あっ 始まった」と気付けるようになりました。ここは比較的早い段階で気付けましたね。自分のマインドのクセの一つとして、過去を振り返り、あの時こうしておけばよかった、これをしなければよかったと悔やむ、ということがありました。そこは今スッと断ち切り、未来への意図を思い描くようにしています。

一方身体の価値観は、言語化する前に気付くことは出来ますが、身体が何を欲しているかは、まだ掴めないことが多いです。身体のザワツキや落ち着きの無さを感じた時、時間の経過と共に治まるのを待っている状況ですね。見ていたTVを切ったり、ゆっくり歩いてみたり、食事を止めてみたりと試行錯誤しながら身体の価値観を探っていましたが、今のところ自分の身体に対して「感謝」の想いを伝えると身体が喜んでいる気がしています。あくまでも、そんな気がする、なんですが・・・

4月から始まって4か月目、「観察」の道程はまだまだ続いていきますが、これからも折を見て様々な「気付き」や「やらかし」報告をさせていただければと思います。

ひとまず観察な学びシェアシリーズを終わります。

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